第4章 手を出さずに、整える方法

「操作しない方が当たる」

「委ねた方が、芯に戻る」

そうわかっても──

実際にクラブを持った瞬間、

身体はつい動いてしまう。

わかっているのに、

やめられない。

それが「操作」。

では、どうすれば“操作しない”で打てるのか。

そのために必要なのは──

構造を変えること。

フォームではなく、

意識ではなく、

理想のイメージでもなく。

物理的に、動けなくする。

PROTO+カウンターは、

そのためにある。

重くすることで、

手が出なくなる。

戻りすぎないことで、

打ちにいかなくなる。

結果、

回転軸が整い、

クラブが芯に向かって戻る。

「操作をやめよう」と思うのではなく、

「操作できない構造」にしてしまえばいい。

人は、無意識に頼ってしまう。

“慣れた軽さ”に、

“手で合わせる安心感”に。

でもそれでは、

いつまでも整わない。

PROTOの重さは、あなたの敵ではない。

その重さは、

手を止め、整え、

あなたを芯へ導くための重さ。

操作しない技術とは、

操作できない構造に身を置く覚悟なのかもしれない。

次回(第5章):整うとはどういうことか?──“芯”という中心の話へ


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