「操作しない方が当たる」
「委ねた方が、芯に戻る」
そうわかっても──
実際にクラブを持った瞬間、
身体はつい動いてしまう。
わかっているのに、
やめられない。
それが「操作」。
では、どうすれば“操作しない”で打てるのか。
そのために必要なのは──
構造を変えること。
フォームではなく、
意識ではなく、
理想のイメージでもなく。
物理的に、動けなくする。
PROTO+カウンターは、
そのためにある。
重くすることで、
手が出なくなる。
戻りすぎないことで、
打ちにいかなくなる。
結果、
回転軸が整い、
クラブが芯に向かって戻る。
「操作をやめよう」と思うのではなく、
「操作できない構造」にしてしまえばいい。
人は、無意識に頼ってしまう。
“慣れた軽さ”に、
“手で合わせる安心感”に。
でもそれでは、
いつまでも整わない。
PROTOの重さは、あなたの敵ではない。
その重さは、
手を止め、整え、
あなたを芯へ導くための重さ。
操作しない技術とは、
操作できない構造に身を置く覚悟なのかもしれない。
次回(第5章):整うとはどういうことか?──“芯”という中心の話へ