「操作しない方が、当たる」
「重さに委ねた方が、整う」
そう言われても、
それでも──人は、クラブを操作してしまう。
なぜか?
理由は、シンプルだ。
「信じていない」から。
クラブのことを。
構造のことを。
そして、自分のことを。
手を出すことで、
“コントロールしている”ような気になる。
でも実際は、
手が出た瞬間に、芯から外れていく。
操作しようとしたとき、
クラブの設計意図を台無しにしてしまう。
PROTO+カウンターは、
“振らせない”ために重くしている。
“操作できない”ように設計している。
でも、手が出てしまうのは、
自分が“まだ、やらなきゃいけない”と思っているから。
構造を知らないと、
重さが“敵”に見える。
構造を信じないと、
自分で“なんとかしよう”としてしまう。
委ねられないのは、
クラブじゃなくて、
自分を信じていないから。
技術とは、
「委ねられるだけの理解」だった。
そして今、
その理解を積み重ねる日々が、
自信(=自芯)へと変わっていく。
構造が整っているなら、
あなたが整えようとしなくていい。
委ねることを、技術にしていこう。
次回(第4章):クラブを“操作しない”ために必要なこと