📖 第9章|PROTOと、自分を重ねる

もし、PROTOが

ただのクラブだったら──

ここまで、

自分の中が動くことはなかったと思う。

PROTOが、

ただのパーツだったら──

この旅は、

もう終わっていたかもしれない。

でも、PROTOは違った。

俺はPROTOを「育てて」きた。

そしてPROTOに「育てられて」きた。

重さを受け入れたとき、

何かを手放すことを覚えた。

鉛を貼ったとき、

自分の“芯”と向き合い始めた。

PROTOはクラブだけど、

自分を映す、鏡でもある。

使えば使うほど、

自分が現れる。

重さも、しなりも、戻りも、

全部、自分と繋がっていく。

PROTOは、

自分と向き合うために生まれてきたクラブ。

俺は、そう思ってる。


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